数学
ベクトルと行列の超入門:数学が苦手でもわかる最初の一歩
データサイエンスで頻出のベクトルと行列を、図を思い浮かべながら理解できるようにやさしく解説します。
はじめに
機械学習の数式でよく出てくる「ベクトル」や「行列」は、最初に意味だけつかめば難しくありません。
この記事では、計算テクニックよりも「何を表しているか」に集中して学びます。
ベクトルは「まとまった情報」
ベクトルは、複数の値を1つにまとめたものです。
- 身長と体重: (170, 60)
- 国語・数学・英語の点数: (70, 85, 90)
このように「1人分の特徴」を1本で表せるので、データ分析でとても使いやすくなります。
行列は「ベクトルを並べた表」
複数人のベクトルを縦に並べると行列になります。
\begin{bmatrix}
170 & 60 \\
160 & 50 \\
180 & 75
\end{bmatrix}
これは「3人分の身長・体重データ」です。
実務ではCSVの表データを、ほぼこの感覚で扱います。
Pythonで触ってみる
import numpy as np
x = np.array([170, 60]) # 1人分のベクトル
X = np.array([
[170, 60],
[160, 50],
[180, 75],
]) # 3人分の行列
print("xの形:", x.shape) # (2,)
print("Xの形:", X.shape) # (3, 2)
初学者が最初に覚えるポイント
- ベクトル: 1件のデータ
- 行列: 複数件のデータ
- 行: サンプル、列: 特徴量
この3つを押さえると、次の回帰分析や機械学習の理解がかなり楽になります。
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まずは意味を理解し、Pythonで形を確認する習慣をつけるところから始めましょう。